突然ですけど、宅地建物取引士証ってしょぼくないですか?
今年、賃貸不動産経営管理士証が届いた時に金色のカード型のものが届き、しっかり作ってあるなあって印象を受けまして、なおさら宅地建物取引士証が安っぽく見えました。
先日、宅地建物取引士と偽って働いていてた人がとある不動産会社を解雇されたとのニュースがありました。
宅地建物取引業者(不動産会社)の登録は国土交通省の検索システムで調べることができるんですけど、宅地建物取引士を調べるための検索システムはないんですよね。
建設産業・不動産業:建設業者・宅建業者等企業情報検索システム – 国土交通省国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。www.mlit.go.jp
私は、共同仲介や買取業者と取引をするときに、担当の宅地建物取引士が本物か偽物か不安になる時ありますし、従業員の5人に1人の割合で宅地建物取引士が働いていないと宅地建物取引業を営業してはいけないので、中にはこのルールを守っていない、もしくは、誤魔化して営業している業者がいると噂を耳にすることもありますし…。
なぜ、国土交通省や不動産団体は宅地建物取引士の検索システムを出さないんですかね?宅地建物取引士の検索システムを出すことで不都合でもあるんですかね?他の士業は、いちおう登録状況を検索できるように各団体が検索システムを整備しているのに。
宅地建物取引主任者から宅地建物取引士へ呼び名が変わりだいぶ経ちますけど、先日参加した宅地建物取引士の講習で「士業としての自覚をもち~」って話を聞いてきましたよ。
でも実際は、不動産業界の透明性が全然整備されていなくて、宅地建物取引士に関するルール違反を規制しきれていないのが現状ではないでしょうか。
そもそも、こんな安っぽくて薄っぺらな宅地建物取引士証では、偽造しようと思えばいくらでも偽造できてしまうんじゃないですか。
地面師事件をちょこちょこ耳にしますし、宅地建物取引士の成りすましによる大きな事件が起きないことを願います。
そして、不動産会社を利用する側の人はあまり関心のない話題かもしれませんけど、目の前にいる人は本物の宅地建物取引士なのか?って気持ちは心の片隅に置いておいてくださいね。

コメントを残す