仲介手数料無料ってどう思いますか?

物件を探している人はインターネットやチラシで物件情報を確認して問い合わせる形が多いのではないでしょうか。

ここで忘れずに確認してほしいのが物件概要欄にある「取引態様」の項目です。

取引態様は仲介や媒介となっていることが多く、物件を買ったり借りたりするのを検討するだけではなく、その広告を掲載している不動産会社へ仲介業務を依頼するかも検討することになります。

仲介業者は不動産取引をサポートすることが仕事であり、円滑に取引を進めるための「仲介責任」を負うことになります。

簡単にいえば、仲介業者がいるんだから取引が円滑に進んで当たり前、何か不測の事態が起これば仲介業者へ仲介責任を問うことになります。(もちろん仲介業者側に落ち度があればの話ですが…)

仲介業者がお客様から仲介責任を問われ裁判になった例はたくさんありますので、興味ある方は一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | RETIO判例検索システムをご覧ください。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | RETIO判例検索システム不動産取引に関する紛争の未然防止を図るとともに、消費者の保護と宅地建物取引業の健全な発展に寄与することに努めておりますwww.retio.or.jp

多くの仲介業者は仲介責任を負う報酬として仲介手数料をお客様から頂戴するという意識で仕事をしています。

ですので私は取引態様が仲介なのに仲介手数料無料をうたって集客している業者の考えが理解できません。仲介責任を負う気がないのか…?

綺麗な物件で取引がシンプルに見えても、何か不測の事態が起こったらどうするんですか?

仲介手数料を払っていないのに仲介責任を問いますか?

そのための仲介業者でありその対価として仲介手数料の授受があります。

特に不動産取引に慣れてない方は、ちゃんと仲介責任を負ってくれる仲介業者をたてて取引を進めるという感覚を身につけてください。

また他の仲介業者の対応に困って弊社へご相談いただくお客様が増えておりますので何かお力になれることがあればお気軽にお問い合わせください。

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